【課金誘導】漫画アプリの隠れたヤバさ【落とし穴】

『少額から始める○○』ではなく『少額から搾り取る○○』。

『広告は世の流行廃りを映し出す鏡』とはよく言ったものだけれど、その中でもここ近年あちこちの広告システムに貼られてるのは『電子漫画アプリ』。あの、ピッコマとかシーモアとかめちゃコミとかあの辺の奴のことね。

1話数十円から読める、商業誌に出てこないような作品が読める、等と利点に聞こえそうな特徴はいろいろあるけれど、私はあれもソシャゲと同じで良くできた課金搾取システムだよなと思っている。

要は有料で1話ずつ購読券を買うシステムになっているのが殆どなわけだが、この『1話』という単位がなかなかの曲者で、作者や運営の匙加減でいくらでも上げ底ぶつ切りが利くし、話数だけ水増ししまくることも可能なわけだから、それを数十円で何十話……と買っていると、気がついたときには1作あたり○千円の課金になってることも。

単純計算して1話70円の作品も30話買えば2100円だからね。コミックスの新品が4冊くらい買えてしまう額になる。

そして恐ろしいのは1回辺りの課金額は恐ろしく低いから心理的なハードルは物凄く低くなるし、課金しても『まぁいっか、そのくらいの金額なら』という事になりやすい。しかもちゃんとした『権利』を買ってる分、ATMの手数料なんかと違って金を出すのにネガティブな感情も持ちにくい。

『金を使うことに極限まで抵抗をなくさせる』仕組み満載の悪魔のサービス。知れば知るほどヤバさ爆発。

「ならば読み放題のサブスク契約すりゃいいじゃん」って?

ちょっと待って、月額課金だよ?

それこそ更に慎重になるべきなんじゃないのって思うし、だいたいそんなに漫画読んで潰せる時間があるのかね、ともいう話で。そんな時間があるなら、その時間でもっと別のことしてた方がいいじゃない。まあ『もっと別のこと』でゲームバリバリやりまくってる私が言えた台詞ではない気もするけれど。

ちなみに私自身はこの手のアプリは全く導入したことが無いしこれからも導入するつもりはない。『まんがで読む7つの習慣』とかあの辺の自己啓発本コミカライズって、そうした漫画アプリに出てくることがないからね。知識の足しになりゃしない。