この間、前田裕二著『メモの魔力』が新装版の表紙になっているのを見つけて、「そういえばこの本ペラ読みでしか読んだことねぇなぁ……」と思って、買って読んでみようかどうか迷ってもう一度立ち読みでペラ読みしてたけど、
そのまんまそっと棚に戻した。
今となっては『メモを取ると良いことがある』『目標を可視化することで実現に近づく』なんていうメモに関する情報は無料のネット文書でも世の中にたくさん溢れかえっているし、特に目新しい物を見つけることはなかった。
そもそも編集者からして『あっちの界隈』と繋がりのある人間だからしてこの本はロクでもない一物だ、なんていう与太話は脇に退けておくとして、私が今欲しいのはそういう『効能』云々の話じゃなくて、『どうしたらメモが習慣化できるのか』『効率よく続けられるのか』っていうそっちの話なんだよ、と。
創作に効くメモのやり方が知りたいんだよ。もっとネタを出して更新するために。
そういう本じゃなかったから、買うのを止めた……っていう、それだけの話なんだ。
でも良かった、ペラ読みの見てくれに騙されず勢いで買ってしまわないで。ペラ読みも一度二度だけじゃなく、見る場所を変えて何度も見てみるのがいいね。そうすることで一見の『お役立ちしそうな感』に騙されなくなる。
……本当はいい加減そういう『ノウハウ集め』自体から離れるべきなんだろうけども。