【文具】最近の楽しみは筆記感を味わうこと

万年筆やペンから味わえる栄養もあるけれど、同じくシャーペンや鉛筆からしか味わえない栄養もある。

昨日の雑記でも触れたフライングタイガーの竹クリップボードステッドラー・ヘキサゴナルの組み合わせが良すぎて書くのが止められない……w

特に何も音がしない深夜とか、昼間一人きりの時間に書くと筆記音だけで心が洗われて簡単にトベる。いや、本気でいいよ、静かな空間の中に響くシャーペンの筆記音。

そして、これができるのは片面だけというのもまた贅沢な一時を演出する。というのも、表裏筆記するときは下敷きを敷いてその上で書かないとボードが汚れてしまうという大きな弱点を孕んでいる。下敷きは厚手の硬質プラスチック下敷きを使っているけれど、プラスチックにコツコツさせてもあまり音らしい音が出ないし感触も自然素材ほど楽しくないのだよな……

何にしても、自然素材とシャーペンの組み合わせはなんか特別感があっていいよね、っていう話だ。良き。実に良き。

「ヘキサゴナル金属ペンだから重くない? 手疲れない?」っていう声も出てきそう。確かにちょっと重いペンではあるけれど、もともとその重さと低重心で書いていくペンなので、手の疲れはそれほど気にならない。むしろ筆記感を味わっているうちに手が疲れてきていることを忘れちゃうくらいには書いていて楽しい。それだけこの筆記感は癖になる。

そんな筆記感を味わい尽くすことが、最近の楽しみだ。その日の更新内容を書くのもいいけれど、何とかして動画や本から書く内容を見つけてきてはそれを使いたい紙に書き写す、というのを繰り返している。書く内容さえ見つかれば延々とこの筆記感を楽しむことができる。そんな楽しみがあってもいいじゃない。

むしろそうでもしないと紙が減らないからやるしかないんだけどな。お気に入りは使わずに愛でるものではなくて使い倒して愛でるもの、という風に思考を変えていかないと。