ガチャゲーは麻薬、箱庭ゲー（サンドボックスゲーム）はアルコールと例える。
その心は。
どっちも依存症がある。
――という例え話を、うちの上位者としていた。
上位者曰く、「箱庭ゲーは用法用量を正しく守れば良い気分転換方法として機能する（酒は百薬の長）が、ガチャゲーは用法用量を正しく守れないどころか胴元が守らせないように進んで施策してくる」ということで。
言い得て妙だなその話、と思った。
その手のゲームで私が現在進行形でやってる物がアストロニーアになるが、アレは遊んでて楽しいし、のんびり探索して廃品回収業者して、その傍らで拠点作り込んで……なんてやってると簡単に時間が溶ける。ただその間は結構嫌なことも忘れてられるので、気分転換、と言う意味では上手く機能しているのかもしれない。
ただしハマりすぎると5月の真っ新カレンダーのようにまるまる更新すっぽかしてやり込みまくるので、私のように自分であまり自制の利かせられない人間には、良いものではないのかもしれない。ストーリーがあって遊び方も決まってるゲームを最速で終わらせる、くらいの遊び方の方がまだ歯止めが利きそうな感あるかなぁ……
Farming Simuratorなんかもね、好きなんだよね。ひたすら農作業林業に明け暮れるの。Minecraftに関しては生来の『流行り物には飛びつかない』オタク的天邪鬼魂が発動して好きになれないし興味も持てないのだけど。
そういやソシャゲと箱庭が合体したようなゲームには農場系でいくつか思い当たる物があるけれど、アレで人生持ち崩した人間の話は聞かないな。まあソシャゲ課金である事には変わりないので場合によっては見栄張りすぎて貯金溶かした人間とかは居そうな気はするけれど。
ただそうした人間の存在が全く話に上ってこないのは、明らかにガチャ課金が原因の持ち崩しの方が割合として多いからじゃね？ ってな想像はできる。箱庭系の課金形態は一度投資したら結構永続的に効果をもたらす物が多いけど、ガチャはそうはいかないもんね。回数引かせまくって搾り取ってナンボ。引く度に脳内物質溢れまくり。最高レア引き当てたら脳内物質大爆発で更なる深みへ。そしていつしか戻れなくなる。
依存症は『自分は違う』という否定から始まるから、自力では気づけない。
……御利用は計画的に。
