『断捨離』がもたらしたもの

 正直すっごく勿体なかった。

 まだ外装梱包すら開けてない紙モノとか。気に入って買った文具収納とか。詰め込み収納用に買ったけど、床置き常設はダメだと言われて処分になったコンテナ類とか。買ったはいいけどケーブル壊さないから出番がなかった予備用の充電ケーブル各種とか。
 出せるものはみんな引っ張り出して、リサイクルショップに持ち込んだり燃えるゴミや紙ゴミの日に出した。燃えないゴミはエコクリーンプラザ宮崎に持ってった。処理料金220円/100kg+ガソリン代
 そうして頑張った結果、なかなかにスッキリした空間で今は毎日記事の内容を考えているわけだけど、ここに至るまでがもう本当にアレ過ぎて。
 『もったいないは現代人の呪い』と何処かで言われていた言葉を改めて思い知ることになった。
 全然使ってないものまで心を鬼にして手放したものなー今回……

 でも、『これ今の私に使い途あるか?』ってのを何度も何度も自問して、その上で捨てるか残すかを選択する行為を何度も繰り返していると、『自分の性格・行動を当て嵌めて考える』という癖がつく。
 結果、街に買い物に出ても『似た用途の物あるからいいや』になったり、『どうせ飯食ったら作業なんぞせんから、うちでアルテミス使ったほうがコーヒー飲み放題だし安上がりじゃん』となってこれまでやっていたカフェ作業もやめたり。
 では物欲はどうかわすのかと言えば、これはもう日々の執筆作業で好きなものを書くことで浄化していく。たまに食欲に跳ね返って血糖にとばっちりが行くが……それは、うん(

 その副次効果として舞い込んだのが、貯金だ。
 使わないから小遣いは貯まるし、不用品の売却金も入ってくるから、2ヶ月ちょっとでそれなりの額の貯金ができた。
 そうじゃなきゃ、38000円するサウンドカードに挑もうなんて算段は立てない。

 本当にやりたかった事を求めて、そのためにいらない物を削ぎ落としていく。
 このままサウンドカードを買うことができたら、次はマイクも、その後は諸々の高額パーツも届かない夢ではなくなるという事だから。