ネット上の『面白い読み物』としてのブログ

 現在Podcastに関してとある企画が進行中なんだけど、
 その中でちょっと困った話題が出てきている。

 『好きなブログ』という話。

 

 困った。
 困ったぞ。
 そんなもん、無いぞ!?(

 

 ネットの黎明期でまだCGI日記スクリプトすらなかった時代は、『侍魂』や『G-Labo』、『サポセン実録24時』といった勢いで身体と人間の尊厳を張った、
 単純な『読み物』として面白い文章を載せているサイトがたくさんあったけれど、
 ブログの時代になってから、そうしたコンテンツは個人のクッソどうでもいい内輪日記や希釈濃度どんくらいだっていう薄っぺらい『役に立ちそうで立たない話』に埋もれ、
 そして今となってはSNSにブログ自体が埋もれてしまい、『読んでて面白い文章』は見えなくなって久しくなった。

 

 私が本館をやってるのはそうした『勢いで読んでて面白い文章』の復権を目指したいというのもあるんだけど、
 やってる事は二次創作の域を出ないし、ブログというよりはPixivとかあっち向けだったりするんだよな。まあ彼処は死んでも使わないけども。
 今となっては、ブログに参入するのは
 『ブログ収入で飯を食えるようにして会社から自由になる!』を掲げてアドセンス貼り付けに勤しむネットビジネス界隈の人間ばかりだ。
 『ブログ仲間と繋がりたい』『ブロガーさんと繋がりたい』とTwitterハッシュタグを一時期打ち続けた結果、増えたアカウントが見事にネットビジネス野郎しか居なかったのがそれを物語っている。

 

 『ググってもカスしか掴めなくなった』ブログ界隈。
 そんな中で『好きなブログ』と言われても。
 どうやって答えたもんだろうか。